Bridge

今回はBridgeパターンの復習です。


Bridgeパターンは機能と実装の分離を目的としたパターンです。
実装と機能を分けることで、実装によらない機能追加、機能によらない実装の追加などが可能となります。
実装と機能が同じクラスに入っているよりも、両者を組み合わせるだけで追加が可能と成るため、拡張性が増します。
規模の大きい制作を行うときに特に有効となるでしょう。


Bridgeパターンは機能クラスにおける機能を構成する基本機能の分離がキモとなるパターンと言えます。
実装により個々の基本機能は異なっていますが、だいたい同じ動作をします。
それらの基本機能を組み合わせることで、機能クラスを作成していきます。
機能クラスは基本機能の大体の動作を把握していればよく、細かい動作については実装クラスに任せるというわけです。
機能クラスは実装の事を知る必要はなく、実装クラスは機能クラスのことを知る必要はありません。
この直行性こそが、Bridgeパターンにおける目的、機能と実装の分離と言えるでしょう。


機能クラスを構成する基本機能を分けると言う作業が最も難しくなるようです。
ですが、それを行った後に得られる恩恵は果てしなく大きく思われます。